教育、と言うと勉学のことがメインに思えますが、学校や塾に行かなければ教育はできないと言うわけではありません。例えば、最近言われている命の尊さや食の大切さは家庭でこそ学べるものだからです。それも、親が特別に張り切って教えると言うよりは、自然な毎日の生活で学ぶことが多いでしょう。命の大切さを教えるため学校でも道徳の時間を増やしたりしていますが、それでも実感として得ることはごくわずかです。家庭で小動物を飼育したり、おじいちゃんおばあちゃんが入院したりという体験の方が、よほど命を大切に思う気持ちは身につくでしょう。「米は農家の人が頑張って作っているから残してはダメ」と口で言うより、ミニトマトを育てたり、実家が農家であれば手伝いを体験させるのもおすすめです。これらは教えようと思って教えられることではなく、四季を通じて普通に生活して行くことで積み重ねられるものです。まずは親が生活をきちんと送ることが、子供の教育にも重要です。