学校において教育課程を計画する際には、一定の水準を確保し統一性を保つために学習指導要領に基づいて実行されるのはもちろんのこと、各学校が子どもの障害の状態及び発達の段階並びに学校、地域等の実態や問題を十分に考慮し創意工夫した特色ある教育を考える必要がある。これにはまず学校の基本方針を明確化することが必要不可欠であり、そうすることで具体的な作業日程や組織の編成などを決めることができる。全教職員が参画して効率良く進めるためには組織的かつ計画的に行わなければならないため上記の行程は慎重に行わなければならない。あとは事前の研究や調査を行うことで保護者や地域住民の意向、子どもの心身の発達段階等を含めた学校の実態や現状を把握したうえで、教育目標の実現を目指して指導内容を選択・組織し、それに必要な授業時数を定めて計画を完成させていく。以上のように各学校が主体となり特色ある活動をすることで子どもの生きる力を育くんでいくことができ、またその過程における自身の教育力の育成も視野に入れて行っていくことも欠かせない要素であるということも忘れてはならない。